Osaka Kyoiku University Researcher Information
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研究者業績
基本情報
- 所属
- 大阪教育大学 総合教育系 准教授
- 学位
- 博士(教育学)(2022年3月 筑波大学大学院)修士(教育学)(2008年 京都教育大学大学院)
- 通称等の別名
- 眞弓 真秀
- 研究者番号
- 50781530
- J-GLOBAL ID
- 201801020473910305
- researchmap会員ID
- 7000024906
主要な経歴
11学歴
3-
2009年4月 - 2016年3月
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2006年4月 - 2008年9月
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2002年4月 - 2006年3月
委員歴
3-
2021年10月 - 現在
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2021年8月 - 現在
-
2019年3月 - 2021年6月
主要な受賞
1論文
29-
学校改善研究紀要 6 1-14 2024年3月31日本研究の目的は、地域連携担当教職員に焦点をあて、子どもの貧困対策としての学校と地域の連携方策について検討することである。そのため、計4,822校の地域連携担当教職員を対象として質問紙調査を実施した。その結果、第一に、地域連携担当教職員として学級担任外の教職員を配置する必要性を指摘することができる。第二に、子どもの貧困対策を推進するためには、連携組織体制が連携教職員の職務遂行に及ぼす影響を考慮する重要性が示唆された。具体的には、地域連携を推進する会議体の設置、およびその構成員に福祉等関係職員を含めること、かつそこでの話題として困難を抱える子どもの話題を取り上げること、さらにケース会議といった困難を抱える子どもに特化する会議体に参加できるようにすることで、連携教職員の職務遂行程度をあげる方策が見出された。
-
学習開発学研究 16 49-59 2024年3月30日本研究は,令和4年度 公益財団法人 前川財団 家庭教育研究及び実践活動助成を受けて実施されたものである。
MISC
34-
川崎医療福祉学会誌 32(2) 499-506 2023年 査読有り筆頭著者type:P(論文) type:教育・実践研究
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学習開発学研究 14 141-149 2022年3月30日type:text 本稿は,日本教育事務学会第9回大会自由研究発表(2021年11月20日:明星大学:オンライン)を加筆修正したものです。
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医療福祉学会 31(1) 233-243 2021年 査読有り
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医療福祉学会誌 31(1) 251-260 2021年 査読有り
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川崎医療福祉学会誌 = Kawasaki medical welfare journal 28(2) 511-517 2019年 査読有り本論は,平成30年度から小学校において「特別の教科 道徳」が実施されたことによる教科書の策定により,「道徳」の授業がどの様に変化するのか否かを明らかにすることを目的とし,2点のリサーチクエスチョンを提示した.1点目は,「特別の教科 道徳」による教科書の内容は,出版社独自の見解が示される一方,一定の水準が維持されているのではないか.2点目は,「特別の教科 道徳」として教科書が策定されたことによる教師の教材研究に対して出版会社がアドバイスを行っている実態があるのではないか.結果,教科書採択を受けることで一定の水準が維持されつつも,出版社独自の見解を教材や題材を用いて示していることが明らかとなった.2点目は教師の教材研究を手助けする方策として,出版会社が HP や「虎の巻」を用いて教材の意味や必要性について示していた.今後の課題としては,実際に学校現場で「特別の教科 道徳」の授業がどのように展開されているのか,その時の教師の課題について明らかにすることである.
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川崎医療福祉学会誌 = Kawasaki medical welfare journal 28(2) 501-509 2019年 査読有り本論は,日本における特別支援教育の制度変容について,第二次世界大戦後から現在に至るまでの「特殊教育」から「特別支援教育」への変遷を教育政策及び学習指導要領の観点より整理することを目的としている.具体的には,(1)現状の特別支援教育の位置づけ,(2)特別支援教育の歴史的な変遷,(3)特別支援教育の視点の移り変わりを明らかにすることである.結果としては,(1)現状の特別支援学校の位置づけは「地域の特別支援教育のセンター的役割」,(2)特別支援教育の歴史的変遷は「障害の状態によって就学の猶予又は免除を受けている児童生徒に対して教育の機会を確保するため,障害の重み・障害の重複している児童生徒の教育に焦点を当てた条件整備・教育の機会確保」から「幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し,その持てる力を高め,生活や学習上の困難を改善又は克服するため,適切な指導及び必要な支援」への変容,(3)特別支援教育の視点の移り変わりのポイントは「特殊」から「教育的ニーズ」ということがわかった.現在は,多様なニーズを持った支援を必要とする児童生徒が存在する.また,多様なニーズの捉え方が複雑化している.学校等教育機関を中心に,様々な機関と連携しながら子どもへの支援・ケアを行っていく必要がある.
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川崎医療福祉学会誌 = Kawasaki medical welfare journal 28(2) 493-500 2019年 査読有り本論は,2016(平成28)年の教育職員免許法の改正に伴い,大学における教員養成のあり方が再検討された実態を踏まえ考察を行う.教員養成に関わる全ての大学で教員養成のカリキュラムが大幅に変更されるに至った経緯と現状を整理することで,教員養成における今後の課題や展望について検討を行う.特に,「教職教養」では「コアカリキュラム」を網羅した教職課程を実施しなければならなくなったことにおける課題について明らかにすることを目的としている.結果,コアカリキュラムの実施により,教員養成の授業内容が規定された.同時に教職教養の授業を担う人材の不足といった課題が生じた.
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川崎医療福祉学会誌 = Kawasaki medical welfare journal 28(2) 339-344 2019年 査読有り本論は,平成29年告示版学習指導要領で示された「カリキュラム・マネジメント」の視点により, 教科横断的カリキュラムが今まで以上に意識されることによるメリットと課題,教科横断的カリキュラムの意義について明らかにすることを目的とする.教科横断的なカリキュラムの必要性は今に始まった議論ではない.そもそも,学校でカリキュラム編成を行う際には,校長を中心とした学校全体としての教育課程編成が必要である.PDCAサイクルに示されるように,学校教育目標を見据えた教育活動として,計画-実施-評価-次につなげることを繰り返していかなければならない.教科指導においても「知の総合化」が求められていることから,他教科とのクロスカリキュラムを行う必要がある.そもそも「知の総合化」には融合型カリキュラムと相関型カリキュラムがある.融合型カリ キュラムとは,既存の教科の枠を取り払い,類似の内容を取り出すことにより一つの教科として再構築されることである.相関(型)カリキュラムは,教科間の内容的なつながりや関係性を生かし,教科の枠組みを残しつつ,指導場面で統合的・統一的に編成する方法である.
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川崎医療福祉学会誌 = Kawasaki medical welfare journal 28(2) 331-337 2019年 査読有り本論は,教職員の「働き方改革」や「チーム学校」が主張される現状において,教員の職務内容に焦点を当て,「新しい教員組織」の在り方や教員の職務内容ならびに役割分担について今後の展望を示すことを目的としている.特に,教員の職務内容の中でも「生徒指導」に着目をし,「チーム学校」として教職員やこれまでの教職員とは異なる職種,また家庭や地域との連携による「生徒指導」のあり方について検討する.学校組織の中で,教員の職務が見直され,教員とは異なる専門職と連携する意義が議論された背景として,教員の「働き方改革」の議論と「チーム学校」としての議論が同時に行われたことが根底にある.結果,教科指導と生徒指導の議論については,様々な側面から議論がなされているが,日本の教員にとって必要な職務であることは一貫して主張されてきたことが示された. これまでも諸外国と比較して,日本の教員の職務・業務内容は多岐にわたり,中心に据えながらも「多忙」の原因となっていたものとして生徒指導があった.2点目は,「働き方改革」における教職員の連携について検討した結果,様々な職が学校に関わることで,連携する上で困難を極めることもあるが,一貫して校長を中心とした学校経営が求められている実態が明らかとなった.
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郡山女子大学紀要 = Bulletin of Koriyama Women's University (54) 163-177 2018年3月
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学校経営研究 41 48-59 2016年4月 査読有り本論は、地方分権改革期において、47都道府県の小学校費に「格差」が生じたのか否かを、財政力指数をもとに支出と収入の両側面から検討を行った。
書籍等出版物
10講演・口頭発表等
11担当経験のある科目(授業)
3-
論理学 (板橋中央看護専門学校)
-
道徳教育、教育方法学 (京都造形芸術大学)
所属学協会
7主要な共同研究・競争的資金等の研究課題
16-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 2022年4月 - 2027年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 2023年4月 - 2026年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2021年4月 - 2024年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2021年4月 - 2024年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2020年4月 - 2023年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究 2019年4月 - 2022年3月