Osaka Kyoiku University Researcher Information
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研究者業績
基本情報
学歴
1-
1977年4月 - 1981年3月
委員歴
5-
2021年7月 - 2021年8月
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2018年4月 - 2019年3月
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2018年4月 - 2019年3月
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2017年4月 - 2018年3月
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2016年4月 - 2018年3月
受賞
4-
2015年11月
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2012年11月
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2011年11月
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2003年11月
論文
17-
学校教育実践研究 : 和歌山大学教職大学院紀要 : bulletin of Course Specializing in Professional 4 2020年3月 査読有り筆頭著者
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学校教育実践研究 : 和歌山大学教職大学院紀要 : bulletin of Course Specializing in Professional Development in Education (3) 1-8 2019年3月 査読有り総合的な学習の時間で、自ら課題を立てて情報を集め整理して発表するといった探究的な学習の過程を経験している子どもの学力が高いことが、全国学力・学習状況調査結果から明らかとなっている。一方、和歌山ではこのような学習活動がやや停滞していることも同調査で示された。課題を立てて探究的に学習を展開することの重要性をおさえ、その具体的な指導法について和歌山県内の実践事例を元に検証した。スパイラル的に続く一連の学習過程、特に「課題の設定」が児童らの学習意欲を引き出すことや「情報の収集」→「整理・分析」から「まとめ・表現」へと導き、その繰り返しで深い学びへと導く重要性について具体的な実践事例を元に整理することができた。また、指導する教師自身が、地域に愛着を持ち、地域から学び教材開発する必要性を見出した。
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学校教育実践研究 : 和歌山大学教職大学院紀要 : bulletin of Course Specializing in Professional Development in Education (2) 169-177 2018年3月 査読有り発達障害を伴う男子生徒に対して、学級担任の立場から、1 年間、学習支援と心理的支援を行ってきた。その中での印象的な出来事を、エピソード記述を用いて考察することで、生徒の支援の過程や生徒の支援の在り方について注目した。男子生徒は、発達障害に伴い、人とのコミュニケーションがうまくいかず、ストレスを抱え込んでしまう。特に学校生活でクラスメイトとのコミュニケーションなどで抱えるストレスが大半を占め、感情のコントロールができにくくなっていた。このことから、学級担任である立場から学級経営も念頭に入れながら、生徒を支援していく重要性が明らかになった。
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学校教育実践研究 : 和歌山大学教職大学院紀要 : bulletin of Course Specializing in Professional Development in Education (2) 29-38 2018年3月 査読有り平成29年3月公示中学校学習指導要領(以下、新学習指導要領)では「現代社会に見られる課題の解決を視野に主体的に社会に関わろうとする態度を養う」ことを目標に掲げており、「国民主権を担う国民の育成」という到達点を意識した社会科の授業づくりが求められている。主権者教育を進めるために、教師は授業観・教材観を見直すことが必要である。公民的分野・地理的分野の授業実践事例を取り上げ、それらの具体的展開を示すと共に、探究型の授業設計のあり方、並びに主権者教育の成果と課題を明らかにした。
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学校教育実践研究 : 和歌山大学教職大学院紀要 : bulletin of Course Specializing in Professional Development in Education (1) 15-24 2017年3月 査読有り和歌山大学教職大学院の実施する「教職大学院と連動した初任者研修プログラム」は大学周辺の小・中学校に勤務する10名の初任教員を受け入れている。その研修形態は、校内での実地研修と大学内での講義・演習とをジョイントさせたものとなっており、特に学内講義のカリキュラム設定に特色がある。教育委員会が実施する研修と比較しながら、教職大学院による初任者教員向け講義・演習のカリキュラムの設計・実践内容・成果等をまとめた。この結果、初任者の授業実践力向上のプロセスなどが明らかになり、当カリキュラムの有用性が認められた。
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学校教育実践研究 : 和歌山大学教職大学院紀要 : bulletin of Course Specializing in Professional Development in Education (1) 25-33 2017年3月 査読有り初任者教員の授業実践力を向上させるためには、自己の授業実践力レベルの把握や、より高いレベルを目指すための客観的な指標が必要である。和歌山大学教職大学院にて実施している「初任者研修プログラム」では、初任者指導の充実を図るために「授業評価シート」を開発した。実際に、初任者教員の授業観察時に活用することで、授業実践力の可視化を可能としたり、様々な立場の指導者側の共通理解を得ることにつながった。しかしながら、その評価の客観性や実際の授業力の向上に活かすためには様々な課題が浮き彫りとなり、更なる授業評価項目の見直しや授業評価シートを活用した指導上の工夫が求められることとなった。