研究者業績

岡崎 純子

オカザキ ジュンコ  (Junko Okazaki)

基本情報

所属
大阪教育大学 理数情報教育系 教授
学位
理学修士(京都大学)

研究者番号
20195332
J-GLOBAL ID
200901057167154875
researchmap会員ID
1000032089

外部リンク

学歴

 1

論文

 6

MISC

 39
  • 安積 典子, 川上 雅弘, 山内 保典, 仲矢 史雄, 萩原 憲二, 秋吉 博之, 生田 享介, 岡崎 純子, 種田 将嗣, 辻岡 強, 中田 博保, 吉本 直弘
    日本科学教育学会年間論文集 44 351-354 2020年8月  
    <p>著者らは,小学校の若手教員を対象にした課題探究型の理科研修を年1回実施している.その課題は,5本の同じ容器に入った正体不明の5種類の水を,8種類の候補の中から同定するというものである.従来の研修では,全班の水の組合せが同じで,実験に必要な器具を事前に教卓に用意するなど暗黙のヒントが多く,学びの到達度に課題があった.そこで2019年度の研修では,班ごとに容器と中身の組み合わせを変え,実験器具を事前に見せないようにした.その結果,正解した班の割合は減ったが,科学的なものの考え方や,問題解決の方法に関する受講者の意識は高まった.不正解事例についての考察から,研修改善のための有用な知見を得た.</p>
  • 安積 典子, 岡崎 純子, 川村 三志夫, 神鳥 和彦, 種田 将嗣, 辻岡 強, 出野 卓也, 任田 康夫, 中田 博保, 廣谷 博史, 堀 一繁, 仲矢 史雄, 向井 康比己, 吉本 直弘, 川上 雅弘, 山内 保典, 萩原 憲二, 秋吉 博之, 片桐 昌直, 井奥 加奈, 生田 享介
    日本科学教育学会年会論文集 42 441-442 2018年  
    初任~5年目の小学校教員研修の受講者に対して,理科指導力の実態把握と,研修の効果測定のためのアンケート調査を行った。その結果,科学への関与度が,研修の効果を議論する上 で注目すべき要因であることが分かった。
  • 仲矢 史雄, 川村 三志夫, 神鳥 和彦, 種田 将嗣, 鈴木 康文, 深澤 優子, 松本 桂, 吉本 直弘, 安積 典子, 川上 雅弘, 山内 保典, 萩原 憲二, 秋吉 博之, 片桐 昌直, 生田 享介, 岡崎 純子
    日本科学教育学会年会論文集 42 443-444 2018年  
    全国学カ・学習状況調査・小学校理科調査間題(H27 年度)を,理,工学部に所属する中裔理科教員志望大学生に解答してもらい,その結果を小学校児童の調査結果と比較した。調査対象の大学生の平均正解率は87.5%であった(H27 年度小学6 年生の正解率60.8%)。主に知識を間う「A」間題については,間題によって大学生の正解率にばらつきがみられ,主に活用を間う「B」間題については,ほとんどが 90%近い正解率であった。記述式の間題では,無回答はほとんどない一方,正解基準に求められる意見と根拠の両方の記述と書き分けは,24%程度に留まった。
  • 日本植物分類学会ニュースレター (67) 11-11 2017年11月  
  • 安積 典子, 岡崎 純子, 川村 三志夫, 神鳥 和彦, 種田 将嗣, 辻岡 強, 出野 卓也, 任田 康夫, 中田 博保, 廣谷 博史, 堀 一繁, 仲矢 史雄, 向井 康比己, 吉本 直弘, 島 善信, 川上 雅弘, 山内 保典, 萩原 憲二, 秋吉 博之, 片桐 昌直, 井奥 加奈, 生田 享介
    日本科学教育学会年会論文集 41 363-364 2017年  
    <p>本研究では平成28 度1)に引き続き,小学校教員の理科苦手意識2)の改善と,新しい時代の教員に求められる資質3)への対応を目的とした小学校教員理科研修プログラムの開発に取り組んでいる。本稿では,昨年度の教員研修会の参加者に対する3 か月後調査の結果から,研修の効果についての検討を行う。さらに,平成29 年度の研修をどのように改善したかについても紹介する。</p>
  • 岡崎純子
    文教施設 54 33-37 2014年  
  • 岡崎純子, 山下純, 濱崎弥生, 植松千代美
    大阪教育大学紀要III 61 10-18 2013年2月  
  • 東 浩司, 掛澤 明弘, 小森 晴香, 岡崎 純子
    分類 13(2) 93-101 2013年  
    ツシマノダケは対馬のみまたは対馬と韓国にのみ分布し,まれな植物である.準絶滅危惧種(NT)とされていたが,2012年8月発表の環境省第4次レッドリストでは絶滅危惧IB類に指定された.本種の分布と現状を把握するために標本および現地調査を行った.標本調査では合計36点の標本を確認し,1901年以降,対馬の龍良山,白嶽,有明山周辺,御岳および豊崎の5地点で採集されていることが分かった.しかし,現地調査の結果,龍良山で72個体,白嶽で16個体しか確認できず,有明山周辺,御岳および他の調査地では個体の生存を確認することはできなかった,開花個体は龍良山の4個体のみであった.ツシマノダケが分布している(していた)場所は自然度の高いミヤマシキミ-アカガシ林の分布と一致し(豊崎を除く),過去110年間の自然林の縮小がツシマノダケの分布域縮小を招いていると考えられる.
  • 岡崎純子, 濱崎弥生, 山下純
    奈良植物研究会会報 105 44 2011年  
  • 大橋 康司, 岡崎 純子
    大阪教育大学紀要 III 59(2) 5-18 2011年  
    地域の自然を生かした環境教育を進めていくためには,地域博物館と連携しその地域の植物相等の自然情報の蓄積を行っていくことが必要である。大阪府柏原市史跡高井田横穴公園は,高井田横穴古墳群の保存・公開のため,かつての里地を整備して造られた約3.6haの史跡公園である。本研究ではこの公園内にある柏原市歴史資料館と協力して,園内植物相の調査を行った。その結果,公園内にはシダ植物9科7種2変種,種子植物60科128種3亜種9変種2品種2雑種の合計153分類群の生育が認められた。草本類は帰化種(帰化種/野生種)21.4%や畑地雑草が多く採集されたが,山地に生育する植物も多数生育しており,本公園は市街地にありながら,地域の自然学習の場にも適する緑地環境であることが明らかになった。We conducted the floristic survey in Takaida Yokoana Park (Kashiwara city, Osaka Pref., Japan)in cooperation with the Kashiwara Historical Resource Center from 2008 to 2009. One hundred and fifty-three taxa were recorded, which included 135 species, 3 subspecies, 11 varieties, 2 forms and 2 hybrids. The ratio of naturalized plants was 21.4 % (the number of species of naturalized plants the number of species collected excluding the cultivated plants) Most of the plants collected were popularly observed in the cultivated fields and the secondary forests in Kinki region. These results show that this park is the one of the suitable places for the environmental and natural education in Kashiwara city.
  • 岡崎純子
    高井田横穴線刻壁画保存事業報告書II 柏原市教育委員会 35-39 2010年  
  • 岡崎純子
    フェノロジー研究 46 1-16 2010年  
  • 岡崎純子
    地域連携学校教育のできる教員養成 平成20年度 報告書 9-18 2009年3月  
  • 岡崎純子, 坂本瑶子
    大阪教育大学紀要III 58 17-33 2009年  
  • 岡崎純子, 荻田耕司, 野田俊弘, 三嶋宏, 松田幸子, 中辻清泰, 関隆晴
    大阪教育大学紀要 57 69-84 2008年9月  
  • 岡崎純子
    地域連携学校教育のできる教員養成 平成19年度報告書 9-31 2008年3月  
  • 岡崎純子
    地域連携学校教育のできる教員養成 平成18年度報告書 137-139 2007年3月  
  • 坂本 知恵, 岡崎 純子
    大阪教育大学紀要 V 56(1) 17-26 2007年  
    大阪教育大学と大阪府,柏原市は2003年から柏原市の小学校で「総合的な学習の時間」を活用して,「高尾山創造の森」での森林体験学習を連携して,行ってきた。この活動を発展させていくために,「高尾山創造の森」の自然を有効的に活用し,多様な教育活動に対応できる教材開発をめざして,高尾山の遊歩道7ルートで,開花植物数の花色の月変動と教材植物の分布の調査を2005年に行った。その結果,開花種数は,5月がピークであったが,ピークは緩やかであった。これはルートによって開花種数のピークが異なるためであり,ルートを組み合わせることにより年間を通じて開花植物の観察を行うことが出来ることが判明した。また,開花植物の花色は白が最も多く,これは初夏に明瞭なピークがあった。そのうち,暖色系の花色をもつ植物は春に,寒色系の花色植物は秋に割合が多くみられた。高尾山には,「生活」の教材であるブナ科植物をはじめ。教材として取り上げられている植物が10数種生育することが判明した。これらのことから高尾山では,適切なルートを活用することにより,年間を通じて多様な教育教材として活用できることが判明した。Osaka Kyoiku University has cooperated with the administrative organs (Osaka Prefectural Central Office and Kashiwara City Office) and conducted the the forest experience learning for the grade school children in Mt. Takao, Kashiwara since 2002. We investigated the annual change of the blooming plants and the frequency distribution of flower colors along seven paths in Mt. Takao in 2005. The periods when the maximum number of the flowering plants were observed varied among the paths. White flowers were predominant in Mt. Takao. Warm color (yellow and brown) plants prevailed in spring, whereas cool color (blue) ones prevailed in autumn. Several plants utilized in textbooks as the teaching materials such as Quercus species that would produce acorns, were observed. With combination of suitable routes in Mt. Takao and utilization of the information of flowering plants as teaching materials of the subject for an elementary school, we could carry out the forest experience learning programs more effectively.
  • 関 隆晴, 三嶋 宏, 中辻 清泰, 生田 享介, 石川 聡子, 岡崎 純子, 野田 文子, 森 実
    大阪教育大学大学紀要 V 55(1) 137-146 2006年  
    2004年10月,ユネスコがリードエージェンシーとなり,2005年から2014年までを「持続可能な開発のための教育の10年」とする国際実施計画案が発表され,2005年10月には「国連持続可能な開発のための教育の10年(2005〜2014)国際実施計画」が発表された。本学では相原市市民部産業振興課と大阪府中部農と緑の総合事務所と連携し,2002年度より柏原市の小学校における森林体験学習を支援してきた。「国連持続可能な開発のための教育の10年」における,持続可能な開発のための教育を読み解き,本学の森林体験学習を持続可能な開発のための教育の10年に位置づける。
  • 岡崎 純子, 坂本 知恵
    大阪教育大学紀要 III 55(1) 33-43 2006年  
    大阪府柏原市に位置する里山である高尾山(標高277.7m)の植物相の調査を行った。シダ植物5科7種,種子植物60科154種が採集された。植物相は非常に貧弱であり,保護上重要な植物種は確認されなかった。これはこの場所が,果樹園跡地であった場所を15年前に植樹によって回復させた森であることによると考えられる。
  • 岡崎純子, 上野山雄也
    大阪教育大学紀要 III 54 1-8 2005年9月  
  • 関 隆晴, 釜谷 聡, 森口 秀樹, 生田 享介, 石川 聡子, 岡崎 純子
    大阪教育大学紀要 V 54(1) 195-202 2005年  
    type:Article 教育大学としての社会貢献活動の一つとして,本学では2002年度より柏原市の小学校に布ける森林体験学習を支援してきた。この取組は1993年以来,柏原市と大阪府中部農と緑の総合事務所が柏原市内の小学校を対象に行なってきた森林体験学習を,小学校への総合的な学習の時間導入を契機に,大阪教育大学への協力要請に基づいて開始したものである。大阪府においては大阪府新農林水産業振興ビジョンにおける「大阪の彩を創ろう」の一環として,中部農と緑の総合事務所が柏原市で取り組む「教育連携タイプ」の地域の森づくり活動である。本学においては,新たな時代に求められる実践的な教員の資質能力を持った学生の育成を目指す活動事例ともなっている。いくつかの機関が連携して協働事業を展開する場合,各機関の目指す目標が一致するとは限らない。それぞれが異なる目標を持って関わる協働事業の実践事例として,柏原市高尾山創造の森をフィールドとした森林体験学習のこれまでの活動を整理・分析することにより,各機関がそれぞれの明確な目標を持って協働事業に取り組むことの重要性を指摘する。 Osaka Kyoiku University has supported forest work-study programs of elementary schools at Kashiwara city since 2002, as an activity of contribution for society. In order to perform this activity at the Periods for Integrated Study, Kashiwara city and Osaka Prefectural Central Office for Agriculture-Forestry Promotion and Nature Conservation, who had continued the activity at Kashiwara since 1993, requested Osaka Kyoiku University to support the activity. From the Osaka Prefectural point of view, this activity is a kind of "local Forest-making project in cooperation with education" proceeded at Kashiwara by Osaka Prefectural Central Office for Agriculture-Forestry Promotion and Nature Conservation in a project called "Let's produce rich-green Osaka" which is one of six projects in a "New Promotion Vision in Primary Industries related to Agriculture, Forestry and Fisheries". For Osaka Kyoiku University, this activity also provides an opportunity-to nourish students with an ability and a character indispensable for practical teachers in a coming new age. In a case of cooperative promotion of activities by some organizations, the purpose of the activity for each organization does not always agree. As an example of the cooperative activity with different purposes for each organization, the activity to support forest work- study programs performed at the Creative Forest on Takao Mountain in Kashiwara is focused and analyzed. An importance for each organization to have clear purpose for the cooperative activity is pointed.
  • 岡崎 純子, 釜谷 聡, 上野山 雄也, 森口 秀樹, 関 隆晴
    大阪教育大学紀要 V 54(1) 203-211 2005年  
    本研究では「総合的な学習の時間」を活用して,大阪府・柏原市・大阪教育大学の連携で行われている森林体験学習での環境教育としての教育的効果について調査をおこなった。2003年, 2004年の柏原市の小学校での実施後のアンケートの結果から,ほとんどの児童がこの授業について満足しており,実体験を伴う森林体験学習が児童への学習意欲を促すことが明らかとなった。さらに,児童達が,実体験以外に大学生ボランティアとのふれあいをその満足点の高い主要な点として挙げていたことから,大学生のボランティアスタッフとの体験学習への参加は教育的効果が大きいことが判明した。
  • 岡崎純子, 上野山雄也, 黒沢高秀
    大阪教育大学紀要III 52 225-233 2004年2月  
  • 釜谷 聡, 岡崎 純子, 上野山 雄也
    大阪教育大学理科教育研究年報 (27) 7-18 2003年  
  • 岡崎純子
    プランタ (72) 8-12 2000年  
  • 松井 淳, 木下 栄一郎, 岡崎 純子[他]
    Ann. Rep. Bot. Gard. Fac. Sci. Kanazawa Univ. 21 25-39 1998年  
  • 山中 典和, 松井 淳, 木下 栄一郎[他]
    Ann. Rep. Bot. Gard. Fac. Sci. Kanazawa Univ. 20 59-67 1997年  
  • 岡崎 純子, 赤井 弘樹
    大阪教育大学紀要 III 45(1) 63-80 1996年  
  • 木下 栄一郎, 岡崎 純子, 山中 典和[他]
    金沢大学理学部付属植物園年報 19 33-43 1996年  
  • 岡崎 純子, 阪田 純子
    Acta Phytotax. Geobot. 46(1) 99-102 1995年  
  • 岡崎 純子, 山中 典和, 松井 淳[他]
    Ann. Rep. Bot. Gard. Fac. Sci. Kanazawa Univ. 18 33-62 1995年  
  • 岡崎純子, 木下栄一郎, 清水建美
    Ann. Rep. Bot. Gard. Fac. Sci. Kanazawa Univ. 15 29-34-34 1992年  
  • 岡崎純子
    国定公園における文教施設設置に伴う環境変動と自然保全についての基礎的研究 大阪教育大学特定研究報告書 88-126 1991年  
  • 岡崎純子
    Acta Phytotax. Geobot. 39 94-104-104 1988年  査読有り
  • 長野植物研究会 15 5-6 1982年  
  • 清水 建美, 岡崎 純子
    Acta Phytotax. Geobot. 33 328-335 1982年  

書籍等出版物

 28

講演・口頭発表等

 10

共同研究・競争的資金等の研究課題

 12