Osaka Kyoiku University Researcher Information
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研究者業績
基本情報
- 所属
- 大阪教育大学 理数情報教育系 教授
- 学位
- Doctor (Engineering)(Kyoto University)京都大学博士(工学)(京都大学)Master (Engineering)(Kyoto University)工学修士(京都大学)
- 研究者番号
- 00196784
- J-GLOBAL ID
- 200901094497580318
- researchmap会員ID
- 1000027504
- 外部リンク
研究分野
3経歴
4-
2007年11月
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2007年4月 - 2007年10月
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1996年12月 - 2007年3月
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1986年11月 - 1996年11月
学歴
2-
1984年4月 - 1986年3月
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- 1984年
委員歴
14-
2019年4月 - 2021年3月
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2015年4月 - 2019年3月
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2018年1月 - 2018年12月
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2017年4月 - 2018年3月
論文
77-
大阪教育大学紀要. 人文社会科学・自然科学 71 45-67 2023年2月28日 査読有りtype:Article 本研究は,「GIGAスクール構想」の実現のために「ソフト」面に焦点をあて,デジタル教科書ならではの学びの充実をはかり,将来の学習者用デジタル教科書の有効な利活用も視野に入れつつ,現在配布されている指導者用デジタル教科書を用いた数学と理科の大学及び附属校の授業での利活用を含めたICTを効果的に活用する学習活動や教材化のための素案及び指導者用デジタル教科書を用いた授業実践の分析・考察を行うことを目的とする。 The purposes of this study are the following two points: (1) To focus on the soft wear aspects in order to realize the GIGA school concept and to enhance the learning that only digital textbooks can provide. (2) To analyze and discuss learning activities and teaching materials that effectively utilize ICT, including the use of digital textbooks for teachers in mathematics and science classes at universities and attached schools, as well as classroom practices using digital textbooks for teachers.
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Nuclear Inst. and Methods in Physics Research B 478 125-130 2020年9月1日 査読有り
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表面と真空 62(9) 546-550 2019年9月13日 査読有り真空層内で加熱しているアルカリハライドの表面温度を,仮説に基づいて,熱電対で測定した。結果的に接触熱抵抗が働き,測定値の誤差は±5K以下にはならなかったが,熱電対を張り付けるための貼り付け剤の厚さに対する依存性など有益な情報が得られた。
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Vacuum and Surface science 61(3) 56-61 2018年3月3日 査読有り
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Journal of the Vacuum Society of Japan 60(4) 153-157 2017年 査読有り
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Journal of the Vacuum Society of Japan 59(4) 87-91 2016年 査読有り
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日本物理学会講演概要集 71 420-420 2016年<p>斜入射高速陽子を用いて電子刺激脱離したアルカリハライド結晶表面の形状変化を調べている。電子線照射により刺激脱離したアルカリハライド表面は照射量に応じて1原子層ずつ剥離するように脱離する。また,電子刺激脱離した結晶表面で散乱した陽子の散乱強度も電子線照射量の増加とともに振動するため,この振動周期から表面原子の層状剥離の周期を見積ることで,表面形状と粗さの変化が予想できる。今回,keV陽子を用いた実験を開始したため,これを報告する。</p>
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日本物理学会講演概要集 71 3152-3152 2016年<p>やむことのない改革が求められている昨今の大学教育の中にあっても,我々教員免許の取得を卒業要件としている課程(教員養成課程)では,教員免許法に縛られた必修科目が存在し,この枠組みを破ったカリキュラム改正はできない。これを現在の社会や学生が求めるあり方に変えるには,その実施方法(授業方法)に改革を加えるしかない。我々は,ここ2年間に,卒業研究,物理学実験,物理学Ⅰ・Ⅱという本学での必修授業の実施方法を大きく変えてきた。今回は,前回(卒業研究)にひき続き,講義科目と学生実験の改革の実践について紹介する。講義では,アクティブラーニングを目指して,グループワークなどを取り入れている。次回以降,このグループワークの中味などの紹介を行いたい。残念ながらエビデンスを基にこの改革が有効であったかどうかの議論はできないが,ここで紹介を行うことで,この実施方法に対する有意義な議論をしていただければ幸いに思い,申し込むことにしている。</p>
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Journal of the Vacuum Society of Japan 58(4) 140-143 2015年 査読有り
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物理教育 62(1) 13-18 2014年3月 査読有り高校生や大学生に対して,身近な電気製品に使われている科学技術に対する興味を喚起するためにLEDを用いた光通信に関する教材を作製した。一つはLED光線電話であり,もう一つはLEDによる音声・映像通信機である。前者は古くから知られたものであるが,後者は新たに考案したものである。LEDからの光をDVDプレイヤーからの音声信号と映像信号で変調させ,この光を受光側に置いたLEDで受け取り,増幅し,テレビで再生するものである。2本のアクリル棒を光ファイバーケーブルとして用い,その中で光を送信する。教材としての改良を繰り返しながら,子ども・保護者・高校生・大学生.教員らに対し複数回の教育実践の機会を設けた。その結果,これらの教材は従来もっている通信の概念とは異なって目新しく映り,見る者の驚きとともに興味や関心を引き付けることが分かった。
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Journal of the Vacuum Society of Japan 57(4) 147-151 2014年 査読有り
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NUCLEAR INSTRUMENTS & METHODS IN PHYSICS RESEARCH SECTION B-BEAM INTERACTIONS WITH MATERIALS AND ATOMS 315 60-63 2013年11月 査読有り
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物理教育 61(2) 61-66 2013年6月 査読有り生活に密着し,比較的簡単に作れる教材をめざして,スマートハウスの模型を製作した。加えて,模型全体を説明するためのポスターやいくつかの項目に分けたワークシートを作成し,理科実験イベントで,子どもや保護者等を対象にし,未来の省エネルギー社会の電気エネルギーの利用方法の教育実践を行った。その結果,本教材またはその一部は,エネルギー教育に有効な新しい教材として,大学や学校教員の理科部会等で製作し,科学イベント等に使用することが可能であるという期待が持てた。
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Journal of the Vacuum Society of Japan 56(10) 428-432 2013年 査読有り
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Appl. Surf. Sci 256 1184-1190 2009年12月
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Vacuum 83 653-657 2008年12月 査読有り
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物理教育 56(2) 125-129 2008年6月 査読有り真空計の一つであるガイスラー管から発せられるX線を用いて,第1世代X線CT(Computed Tomography)をモデル化した教材を製作した。X線をスリットでコリメートし,GM管(Geiger-Muller Tube)で検出する装置を組立,スリットとGM管の間に回転・左右・上下移動が可能な試料台を置いたものである。試料台の上に複数の高さが違う試料棒を配直し,試料台の回転角や移動距離に対してX線の透過・吸収を測定した。これを中・高等学校の理科の教員向けに開いているサイエンスパートナーシップ事業や教員養成系の物理学実験で使用している。手作りの教材が,モデルでありながら,現代物理学の有用性を実感できる教材になった。
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JOURNAL OF THE PHYSICAL SOCIETY OF JAPAN 77(4) 044301-1 - 5 2008年4月 査読有り
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Journal of the Vacuum Society of Japan 51(3) 131-134 2008年 査読有り
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物理教育 55(3) 205-208 2007年9月 査読有り我々の研究室で作った体験・対話型の移動科学館は学内を中心に地元でも知名度を上げている。この移動科学館による科学館学習に期待できるものについて考察した。参加した児童生徒に対しては理科学習に興味・関心を高める効果が期待できる。また参加した教員や保護者が児童生徒の理科学習に積極的に対応するようになることにも期待できる。こういった小学校教員や保護者を介して大学から社会への情報発信や社会における科学の伝承にも効果的である。さらに教員養成に対する効果も期待されていることが分かった。
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大阪教育大学紀要 56(1) 41-48 2007年9月研究室で執り行っている科学館の特性について考察した。その結果「移動できること」「展示教材が手作りであること」「解説者がいること」が大きな特徴であることが分かった。これらを基に,この科学館を用いた活動が小学生教育に対してどういった貢献ができるかを考察した。科学館の開催先で偶然来場した小学生に対し「科学へのアプローチがしやすくなること」「理科の勉強をしたいと思う気持ちを持たせること」及び「自分たちの科学館を用いた教員養成を通して」学校教育への貢献が期待できることが結論された。A characteristic of our science museum is surveyed. Our museum has the merits that it is "moving", "hand-made" and "with commentary by student-staffs". Taking into account the surveyed merits, contributions of our science museum to the education for children in elementary schools are discussed. The children, who meet this museum by a chance, get an approach to science and an intention to study science. An additional contribution to the education in elementary schools is also expected in near future through our student-training for teachers.
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Proceedings of the ninth international symposium on sputtering & plasma processes 9(1) 407-410 2007年6月
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大阪教育大学紀要 55(1) 17-24-24 2006年9月研究室で作製した物理教材の幅広い用い方や授業の単元内での位置づけも含め,教材開発の手法の研究を行った。まず,製作した教材を手作り科学館に出展し,一般の人や子どもたちからの評価を受けて改良した。これに引き続き,学校インターン制度を活用し,学校の授業の流れの中に教材を組み込むことにより,その教育効果を検討した。インターン制度を活用する方法は,児童の学習に対する理解の素早い把握と単元調整が可能なことから教材開発に有効である。またこの一連の教材開発に対する手法は開発した教材を良くすることだけでなく,物理を広めることにも役立った。さらにこれに携わった学生を実践力を持った理科教員へ養成することにつながることが期待される。
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大阪教育大学紀要 54(1) 115-122 2005年9月張った糸を伝わる波の物理教材の開発を行った。波源として,コンセントからの100Vの交流起電力で働く電磁石の上にボタン型マグネットを取り付けた。交流の周波数に応じた電磁石の極性の変化で,マグネットと電磁石の間に交互に引力・斥力を働かせることで振動させる。この振動を糸に伝え,糸にできる定在波を観測した。糸を振動させたまま,糸と糸に与える振動の方向とのなす角度を自由に変化させることができるようにした。装置全体を木製テーブルの上に固定し,小型で誰にでも製作しやすくしたことに加え,学習者にとっては扱いやすい教材にした。
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物理教育 53(3) 219-223 2005年研究室で作製した力学教材と熱力学教材を大阪教育大学・理科専攻の学生を対象とした物理学実験で活用した。力学教材はパチンコ玉の滑走台による力学的エネルギーの保存に関する実験器であり,熱力学教材は水柱やコンピュータセンサーを活用したボイル-シャルルの法則の実験器である。これらの教材は,幅の広い実験を行うことが可能であるという特質を持つ。活用した結果,物理を元々好きだった学生には,科学的探究心を育てるために意義ある教材である。しかし,物理への興味や関心の薄い学生に対しては,用い方に工夫しない限り,興味をわかせるような教材になっていないことが分かった。これを受けて用い方の工夫に対する考察を行った。
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大阪教育大学紀要 53(1) 21-32 2004年9月力学に関する学生実験やこども達への演示教材としてパチンコの玉を転がす滑走台を製作した。長さ2mのカーテンレールをベニヤ板に打ちつけたものである。」三の速さ(Vm>2m/s)は, 玉がレール上の特定の場所を通過するときに発する電気信号の時間間隔を記録することによって測定した。レールの先端に発射台を取り付け, そこから飛んだ玉の飛距離を測定した。レールの途中にもう一つの玉を置き, 玉どうしの衝突についても演示や測定を行った。これらの測定で求めた玉の運動エネルギーを力学的エネルギー保存の法則に照らして比較考察した。また衝突における運動量についても考察した。これらの考察によって, "慎重に測定した結果からは, 従来の物理教材で無視されがちな効果が見える" ことが例示できた。この教材は, 用い方を選ぶことで, 大学生, 高校生, 中学生, 小学生それぞれに力学現象への興味と有意義な理解を与えるものである。
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大阪教育大学紀要 53(1) 33-43 2004年9月気体の熱力学法則に関する実験教材を製作した。注射器で気体分子 (空気) が入れてある容器の体積を変化させ, 容器内の空気の圧力と温度をそれぞれ水柱と温度計で測定する仕組みである。圧力と温度は "Science Workshop" に接続したセンサーでも測定できるようにした。この教材を数名の高校生と数名の本学の学生に使用してもらい, 彼らの実験の様子を観察した。その結果, この教材は大学生の教育に有効であろうと判断した。気体の法則に関する熱力学教材は, 物理の他の分野の教材に比べ数が少ないので, この教材を用いて実験を行う本学の学生が, 教育現場に何を学び持っていけるかを考察した。
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PHYSICAL REVIEW A 69(3) 032710 2004年3月 査読有り
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JOURNAL OF THE PHYSICAL SOCIETY OF JAPAN 71(9) 2142-2147 2002年9月 査読有り
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JOURNAL OF THE PHYSICAL SOCIETY OF JAPAN 70(4) 961-965 2001年4月 査読有り
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PHYSICAL REVIEW A 62(1) 12902 2000年7月 査読有り
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EUROPEAN PHYSICAL JOURNAL D 7(1) 31-38 1999年8月 査読有り
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MATERIALS IN SPACE-SCIENCE, TECHNOLOGY AND EXPLORATION 551 303-308 1999年 査読有り
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NUCLEAR INSTRUMENTS & METHODS IN PHYSICS RESEARCH SECTION B-BEAM INTERACTIONS WITH MATERIALS AND ATOMS 135(1-4) 87-91 1998年2月 査読有り
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ZEITSCHRIFT FUR PHYSIK D-ATOMS MOLECULES AND CLUSTERS 42(4) 293-298 1997年12月 査読有り
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PHYSICAL REVIEW A 56(4) 2918-2929 1997年10月 査読有り
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NUCLEAR INSTRUMENTS & METHODS IN PHYSICS RESEARCH SECTION B-BEAM INTERACTIONS WITH MATERIALS AND ATOMS 132(1) 36-40 1997年10月 査読有り
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PHYSICAL REVIEW A 54(6) 5027-5030 1996年12月 査読有り
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PHYSICAL REVIEW A 51(5) 3868-3872 1995年5月 査読有り
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PHYSICAL REVIEW A 51(1) 528-534 1995年1月 査読有り
MISC
74-
日本表面真空学会学術講演会要旨集 2021 3P16 2021年KBr等のアルカリハライド表面に数keVの電子が入射すると,結晶内部で生じた数種の欠陥拡散によって表面原子が脱離する。表面の形状変化を引き起こす脱離は,平坦な表面に1原子層深さのピットを形成する脱離と,表面のステップエッジからの脱離がある。本研究では,これらの欠陥による脱離収量の変化を,表面形状によって変化する高速斜入射陽子の表面散乱強度と陽子散乱軌道計算の結果とを比較して調べた。
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日本表面真空学会学術講演会要旨集 2020 72 2020年アルカリハライド表面に電子が入射すると,結晶内部で数種の欠陥が生じる。一部の欠陥は固体内を拡散して表面付近で欠陥の集合体を形成し,表面原子を刺激脱離させる。電子線照射量に応じて1原子層ずつ剥離するように脱離する。本研究では電子刺激脱離したKBr表面に15keVの陽子を斜入射し,表面原子の脱離周期に応じて振動する散乱強度を調べ,表面下に蓄積する欠陥の評価方法について検討した。
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日本表面真空学会学術講演会要旨集 2019 1P41 2019年電子線照射により刺激脱離したアルカリハライド表面は照射量に応じて1原子層ずつ剥離するように脱離する。電子刺激脱離したKBr表面に15keVの陽子を斜入射し,表面原子の脱離周期に応じて振動する散乱強度を電子線のエネルギーや電流密度,試料の温度を変えて調べた。
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日本表面真空学会学術講演会要旨集 2019 1P40 2019年イオンビームの照射により発生する二次電子を増幅するため、ステンレスメッシュを重ねたアセンブリを作成した。これらを用いて得られたデータをイオンならびに電子をステンレスにあてたときの二次電子放出と幾何学に基づいた考察を施すことによって,高度な数学を用いず,特殊な材料研究にも偏らず,一般理系向けにも役立つ研究テーマとした。
書籍等出版物
1講演・口頭発表等
16共同研究・競争的資金等の研究課題
14-
2005年
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2003年
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2000年 - 2002年