研究者業績

安積 典子

アサカ ノリコ  (Noriko Asaka)

基本情報

所属
大阪教育大学 理数情報教育系 講師
学位
薬学修士(京都大学)
Doctor of Pharmaceutical Science(Kyoto University)
薬学博士(京都大学)

研究者番号
50200829
J-GLOBAL ID
200901066557434150
researchmap会員ID
6000005610

研究キーワード

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経歴

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論文

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  • 安積 典子, 向井 大喜, 種田 将嗣, 平川 尚毅, 日高 翼, 仲矢 史雄, 種村 雅子, 萩原 憲二, 秋吉 博之, 川上 雅弘
    大阪教育大学紀要. 総合教育科学 72 335-354 2024年2月29日  査読有り筆頭著者責任著者
    type:Article 著者らは,小学校若手教員対象の課題探究型理科研修を毎年実施してきた。2020~21年はコロナ禍によりオンデマンドで実施したが,本稿で論じる2022年の研修では対面形式を再開した。再開した対面研修で,オンデマンドの個人学習用に開発したワークシートを,グループの中での個人の学びの支援のために使用した。同じく個人の振り返り用に開発した探究の流れ図の形式を,グループ活動のまとめポスターに使用した。まとめポスターの評価ルーブリックを開発し,グループ活動を評価した。グループ活動の評価と個人のワークシートの記述から,受講者の学習状況を推測した。併せて,受講者の理科の知識や実験技能の実態について知見を得た。 We have conducted problem-solving and inquiry-based science training for young elementary school teachers every year. In 2020~21, it was conducted on demand due to the corona disaster, but in the 2022 training discussed in this paper, the face-to-face format was resumed. In the resumed face-to-face training, worksheets developed for individual learning in on-demand training were used to support individual learning in groups. The form of the inquiry flow chart,which was also developed for individual reflection, was used as a summary poster for group activities. We developed an evaluation rubric of summary posters and evaluated group activities. From the evaluation of group activities and the description contents of individual worksheets, we estimated learning status of the participants. We also obtained knowledge about the actual state of science knowledge and experimental skills of the participants.
  • 安積 典子, 向井 大喜, 種田 将嗣, 平川 尚毅, 川上 雅弘, 萩原 憲二, 秋吉 博之, 仲矢 史雄, 山内 保典
    大阪教育大学紀要. 総合教育科学 71 349-364 2023年2月28日  査読有り筆頭著者責任著者
    type:Article コロナウイルス感染拡大の状況下,小学校若手教員を対象として,探究型理科研修をオンデマンドで実施した。研修実施のため,実験を動画で視聴しながら科学的問題解決の過程を学習するプログラムをGoogle Classroom上に作成した。受講者の到達度評価のためにルーブリックを作成し,評価を試みた。研修の実施と評価から以下の結果を得た。(1)受講者の9割が,オンデマンドプログラムを完全に終了した。(2)3人の評価者による評価の一致度の分析から,ルーブリックの改善のための知見を得た。(3)ルーブリック評価の結果から,科学的問題解決の過程の学びについての受講者の課題が示唆された。(4)水溶液の性質に関する小学校若手教員の知識の現状が明らかになった。 Due to the spread of coronavirus infection, we conducted on-demand teacher training of scientific inquiry activity for young elementary school teachers. To carry out the training, we developed a program on Google Classroom to learn the process of inquiring scientific problems by watching videos of experiments. We also created a rubric to evaluate the achievement of the learners and tried to evaluate it. The following results were obtained from the implementation and evaluation of the training. (1) 90% of the participants have completed the on-demand program. (2) From the analysis of the degree of agreement of the evaluations by the three evaluators, the knowledge for improving the rubric was obtained. (3) The results of the rubric evaluation suggested the young elementary school teachers' challenges in learning the process of solving scientific problems. (4) The current state of knowledge of young elementary school teachers regarding the properties of aqueous solutions has been clarified.
  • 安積典子
    化学と教育 68(4) 174-175 2020年4月  査読有り筆頭著者
  • 安積 典子, 萩原 憲二, 種田 将嗣, 川上 雅弘, 仲矢 史雄, 秋吉 博之
    大阪教育大学紀要. 総合教育科学 = Memoirs of Osaka Kyoiku University 68 15-30 2020年2月  査読有り筆頭著者責任著者
  • Yasuo Tohda, Takeshi Yanagidani, Noriko Asaka
    BULLETIN OF THE CHEMICAL SOCIETY OF JAPAN 89(7) 810-822 2016年7月  査読有り
    The first example of abnormal Michael reaction of an active methylene compound, 2-acylmethyl-4,4-dimethyl-2-oxazoline with acetylenic ketone in acetonitrile is reported. The reaction accompanies 1,3-migration of the acyl group of the substrate to give 2-(3-acyl-1-buten-4-on-l-yl)-2-oxazoline, which was easily cyclized to 5-acyl-2-pyridone derivatives by treatment with silica gel. Selectivity of the reaction depends on bulkiness of all the substituents of both the substrate and the reagent. The selectivity is interpreted in terms of reduced kinetic acidity of an initial anionic adduct intermediate by both steric and electronic factors.

MISC

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  • 安積典子, 向井大喜, 種田将嗣, 平川尚毅, 川上雅弘, 萩原憲二, 秋吉博之, 仲矢史雄, 山内保典
    日本理科教育学会全国大会発表論文集(Web) (20) 2022年  
  • 安積 典子, 種田 将嗣, 萩原 憲二, 川上 雅弘, 秋吉 博之, 山内 保典, 尾崎 拓郎, 生田 享介, 吉本 直弘, 仲矢 史雄
    日本科学教育学会年会論文集 45 615-616 2021年  
    2020年のコロナウイルス感染拡大の影響で,小学校若手教員を対象に8月に実施予定であった課題探究型の理科研修を,対面形式で実施することができなくなった.その代替策として,Google Classroomを用いたe-ラーニングプログラムを新たに開発して,大阪教育大学柏原キャンパス近隣地域の1自治体の教育委員会と連携し,オンデマンド型の研修を実施した.対面研修のようなグループ活動を組み込むことは出来なかったが,対面研修にも活かすことができる,特色あるプログラムを作成することができた.
  • 安積 典子, 川上 雅弘, 山内 保典, 仲矢 史雄, 萩原 憲二, 秋吉 博之, 生田 享介, 岡崎 純子, 種田 将嗣, 辻岡 強, 中田 博保, 吉本 直弘
    日本科学教育学会年間論文集 44 351-354 2020年8月  筆頭著者
    <p>著者らは,小学校の若手教員を対象にした課題探究型の理科研修を年1回実施している.その課題は,5本の同じ容器に入った正体不明の5種類の水を,8種類の候補の中から同定するというものである.従来の研修では,全班の水の組合せが同じで,実験に必要な器具を事前に教卓に用意するなど暗黙のヒントが多く,学びの到達度に課題があった.そこで2019年度の研修では,班ごとに容器と中身の組み合わせを変え,実験器具を事前に見せないようにした.その結果,正解した班の割合は減ったが,科学的なものの考え方や,問題解決の方法に関する受講者の意識は高まった.不正解事例についての考察から,研修改善のための有用な知見を得た.</p>
  • 安積典子, 川上雅弘, 山内保典, 仲矢史雄, 萩原憲二, 秋吉博之, 生田享介, 岡崎純子, 種田将嗣, 辻岡強, 中田博保, 吉本直弘
    日本科学教育学会年会論文集(Web) 44th 2020年  
  • 安積典子, 川上雅弘, 山内保典, 仲矢史雄, 萩原憲二, 秋吉博之, 片桐昌直, 片桐昌直, 井奥加奈, 生田享介, 岡崎純子, 川村三志夫, 神鳥和彦, 種田将嗣, 辻岡強, 任田康夫, 中田博保, 廣谷博史, 堀一繁, 向井康比己, 吉本直弘
    日本科学教育学会年会論文集(Web) 43rd 2019年  
  • 安積 典子, 岡崎 純子, 川村 三志夫, 神鳥 和彦, 種田 将嗣, 辻岡 強, 任田 康夫, 中田 博保, 廣谷 博史, 堀 一繁, 向井 康比己, 川上 雅弘, 吉本 直弘, 山内 保典, 仲矢 史雄, 萩原 憲二, 秋吉 博之, 片桐 昌直, 井奥 加奈, 生田 享介
    日本科学教育学会年会論文集 43 632-635 2019年  
    <p>小学校の若手教員を対象にした理科研修のプログラムとして,課題探究型のグループワークを実施した.同じ容器に入った正体の分からない5種類の水を,8種類の候補の中から同定するという課題に,情報の収集・整理,予想・仮説の立案,実験計画の立案,実験の実施,考察,発表のためのポスター制作まですべて,4名からなる班のメンバーの協力により取り組んだ.最後にポスターセッション形式の発表と,ルーブリックによる相互評価を行った.事後アンケートの結果から,受講者らはこのプログラムを通じて,集団での学び合いの有効性について体験的に理解したことが伺えた.一方,発表ポスターと相互評価の結果からは,科学的なものの見方や考え方に関して班ごとの到達度に幅があることが明らかになった.</p>
  • 仲矢 史雄, 川村 三志夫, 神鳥 和彦, 種田 将嗣, 鈴木 康文, 深澤 優子, 松本 桂, 吉本 直弘, 安積 典子, 川上 雅弘, 山内 保典, 萩原 憲二, 秋吉 博之, 片桐 昌直, 生田 享介, 岡崎 純子
    日本科学教育学会年会論文集 42 443-444 2018年  
    全国学カ・学習状況調査・小学校理科調査間題(H27 年度)を,理,工学部に所属する中裔理科教員志望大学生に解答してもらい,その結果を小学校児童の調査結果と比較した。調査対象の大学生の平均正解率は87.5%であった(H27 年度小学6 年生の正解率60.8%)。主に知識を間う「A」間題については,間題によって大学生の正解率にばらつきがみられ,主に活用を間う「B」間題については,ほとんどが 90%近い正解率であった。記述式の間題では,無回答はほとんどない一方,正解基準に求められる意見と根拠の両方の記述と書き分けは,24%程度に留まった。
  • 安積 典子, 岡崎 純子, 川村 三志夫, 神鳥 和彦, 種田 将嗣, 辻岡 強, 出野 卓也, 任田 康夫, 中田 博保, 廣谷 博史, 堀 一繁, 仲矢 史雄, 向井 康比己, 吉本 直弘, 川上 雅弘, 山内 保典, 萩原 憲二, 秋吉 博之, 片桐 昌直, 井奥 加奈, 生田 享介
    日本科学教育学会年会論文集 42 441-442 2018年  筆頭著者
    初任~5年目の小学校教員研修の受講者に対して,理科指導力の実態把握と,研修の効果測定のためのアンケート調査を行った。その結果,科学への関与度が,研修の効果を議論する上 で注目すべき要因であることが分かった。
  • 安積 典子, 岡崎 純子, 川村 三志夫, 神鳥 和彦, 種田 将嗣, 辻岡 強, 出野 卓也, 任田 康夫, 中田 博保, 廣谷 博史, 堀 一繁, 仲矢 史雄, 向井 康比己, 吉本 直弘, 島 善信, 川上 雅弘, 山内 保典, 萩原 憲二, 秋吉 博之, 片桐 昌直, 井奥 加奈, 生田 享介
    日本科学教育学会年会論文集 41 363-364 2017年  筆頭著者
    <p>本研究では平成28 度1)に引き続き,小学校教員の理科苦手意識2)の改善と,新しい時代の教員に求められる資質3)への対応を目的とした小学校教員理科研修プログラムの開発に取り組んでいる。本稿では,昨年度の教員研修会の参加者に対する3 か月後調査の結果から,研修の効果についての検討を行う。さらに,平成29 年度の研修をどのように改善したかについても紹介する。</p>
  • 川上 雅弘, 安積 典子, 山内 保典, 萩原 憲二, 仲矢 史雄, 片桐 昌直
    日本科学教育学会年会論文集 40 249-250 2016年  
    <p>平成27年末に中央教育審議会から示された答申「これからの学校教育を担う教員の資質能力の向上 について~学び合い,高め合う教員育成コミュニティの構築に向けて~」では,これからの時代の教員に新たに求められる資質能力として,自律的に学ぶ姿勢や,アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善などが挙げられている。本研究では,14年前から継続実施している小学校教員を対象とした教員研修の改善を目指し,アクティブ・ラーニングの視点を取り入れた小学校教員理科研修プログラムの開発に取り組んでいる。本稿では,開発した教員研修プログラムの紹介とともに,参加者への効果などについて報告する。</p>
  • 西埜 敬太郎, 竹上 直史, 米澤 真紀, 安積 典子, 有賀 正裕
    大阪教育大学紀要. 第3部門, 自然科学・応用科学 61(1) 33-39 2012年9月  
    今回,配位子に含硫黄共役環を持つ鉄錯体類とTCNEとの付加環化反応を検討した。(チエピン)鉄トリカルボニル(2)は,TCNEと室温で容易に反応し,位置選択的に1,6-付加体(4)がほぼ定量的に生成した。 4の構造は,元素分析および機器分析,最終的にはX線結晶構造解析により決定した。また,低温NMR(−30℃)でこの反応を追跡したが,1,3-付加体の存在は認められなかった。このことは,一連の(環状η4-トリエン)鉄トリカルボニル類とTCNEとの反応において1,3-付加体が生成する事実と異なる結果であり,チエピンの硫黄原子が関与した新規な機構で付加が起こっている可能性が高いことを示している。また,4を硝酸セリウムアンモニウム(IV)CANで酸化的に脱錯体化し,フリーのチエピンとTCNEとの1,6-付加体(5)を高収率で得た。
  • Nagatoshi Nishiwaki, Midori Sakashita, Mayumi Azuma, Chitose Tanaka, Mina Tamura, Noriko Asaka, Kazushige Hori, Yasuo Tohda, Masahiro Ariga
    Tetrahedron 58(3) 473-478 2002年1月14日  
    New methods for functionalization of 1-methyl-2-quinolone (MeQoe) skeleton are provided. The reaction of 1-methyl-3,6,8-trinitro-2-quinolone (TNQ) with amines affords quinolone dimer 1 and 6,8-dinitroquinolone (6,8-DNQ). Dimerization predominantly proceeds at room temperature, and denitration takes place under heated and diluted conditions. We also provide a plausible mechanism for these reactions on the basis of structure-reactivity relationship of amines. © 2002 Elsevier Science Ltd. All rights reserved.
  • Nagatoshi Nishiwaki, Takuma Ogihara, Mina Tamura, Noriko Asaka
    Heterocycles 56 425-428 2002年  査読有り
  • N Nishiwaki, M Azuma, C Tanaka, N Asaka, M Shoda, Y Tohda, M Ariga
    HETEROCYCLES 53(3) 543-+ 2000年3月  
    The reaction of 1-methyl-3,6,8-trinitro-2-quinolone (1) with tertiary amine caused dimerization and denitration. Dimerization predominantly proceeded at room temperature, and denitration mainly occurred under heated conditions.
  • 西脇 永敏, 清水 聡, 安積 典子, 任田 康夫, 有賀 正裕
    日本油化学会誌 = Journal of Japan Oil Chemists' Society 48(9) 897-902 1999年9月20日  
    α位にアリール基を有するアセト酢酸エチルのアセチル基は活性化されており, アミン, アルコール, チオールへの定量的なトランスアセチレーションが進行することを見い出した。本反応が求核剤の立体的なかさ高さに大きく影響を受けることを利用してジアミンやアミノアルコールを化学選択的にアセチル化できる可能性も示した。アセチル基を活性化しているアリール基には, a) エノール型の安定化, b) エノール水酸基の酸性度の向上, c) アセチル基の立体化学的な保護, d) 電子的な安定化及び立体反発による脱離基の遊離の促進, という4つの働きがあることを提案した。
  • N Nishiwaki, T Nogami, T Kawamura, N Asaka, Y Tohda, M Ariga
    JOURNAL OF ORGANIC CHEMISTRY 64(17) 6476-6478 1999年8月  
  • N Nishiwaki, C Tanaka, M Asahara, N Asaka, Y Tohda, M Ariga
    HETEROCYCLES 51(3) 567-574 1999年3月  
    1-Methyl-3,6,8-trinitro-2-quinolone shows high reactivity compared with 1-methyl-3,6-dinitro-2-quinolone. It was found the 8-nitro group activates a 2-quinolone ring sterically rather than electronically.
  • N Nishiwaki, T Nogami, C Tanaka, F Nakashima, Y Inoue, N Asaka, Y Tohda, M Ariga
    JOURNAL OF ORGANIC CHEMISTRY 64(6) 2160-2162 1999年3月  
  • N Nishiwaki, T Uehara, N Asaka, Y Tohda, M Ariga, S Kanemasa
    TETRAHEDRON LETTERS 39(27) 4851-4852 1998年7月  
    Gentle generation of nitrile oxide bearing a carbamoyl group was performed. 4-Nitro-3-isoxazolin-5-one was treated with dipolarophiles in the mixed solvent (MeCN/H2O) at room temperature to afford cycloadducts in good yields. (C) 1998 Elsevier Science Ltd. All rights reserved.
  • 西埜敬太郎, 竹上直史, 米沢真紀, 安積典子, 有賀正裕, 山辺信一, 福西弘樹
    日本化学会講演予稿集 72nd(2) 1126 1997年3月  
  • S HASHIMOTO, T OGAWA, N ASAKA, S ISODA, T KOBAYASHI
    JOURNAL OF CRYSTAL GROWTH 146(1-4) 649-654 1995年1月  
    Vanadyl-phthalocyanine (VOPc) was found recently to form a pseudomorphic structure on the KBr (001) surface. In order to simulate the initial growth stage, the adsorption energy of molecules of vapor-deposited VOPc was calculated including Van der Waals, electrostatic and induced dipole interactions, in which the charge distribution in a molecule estimated from an ab-initio molecular orbital (MO) calculation was used. The calculation was carried out for the initial growth stage; an adsorbed VOPc molecule on KBr and also a monolayer of VOPc molecules on KBr. The energetically preferred adsorption occurs when the V atom is set directly on the K+ ion and the isoindole ring of VOPc orients almost along [100] of KBr. Such orientation of the molecule agrees well with that determined by structure analysis based on electron crystallography, but not with the adsorption posture proposed so far.
  • 久保埜公二, 安積典子, 多賀徹, 磯田正二, 小林隆史
    分子構造総合討論会講演要旨集 1994 347 1994年9月  
  • 久保埜公二, 安積典子, 多賀徹, 磯田正二, 小林隆史
    日本化学会講演予稿集 68th 107 1994年9月  
  • K KUBONO, N ASAKA, T TAGA, S ISODA, T KOBAYASHI
    JOURNAL OF MATERIALS CHEMISTRY 4(2) 291-297 1994年2月  
    Tris(naphthalene-2,3-dioxy)cyclotriphosphazene (TNDOCTP) forms a channel-type clathrate with benzene and also a cage-type one with p-xylene. X-Ray analysis of the p-xylene clathrate showed that the cavity size and form were adequate to accommodate para-disubstituted benzenes into the cage lattice. The extracts obtained from the clathrates which crystallized from a mixture of disubstituted benzenes were analysed by gas chromatography in order to examine the selectivity toward guests by the clathration. TNDOCTP selects most preferentially the para-disubstituted benzenes so that it can isolate para isomers from ortho, meta and para mixtures. The guests that can be included in the cage-type cavity are limited to those having a size and shape similar to that of p-xylene. Among para-substituted toluenes, the host does not recognise the difference among methyl, chloro and bromo groups because of their similarities in size and shape. The crystal grown from an equimolar mixture of p-xylene and benzene is a cage-type p-xylene clathrate and includes only p-xylene, which indicates that the cage-type crystal of TNDOCTP is chosen in preference to the channel-type one. The lattice stability of the former might be preferable to the latter.
  • 久保埜公二, 安積典子, 磯田正二, 多賀徹, 小林隆史
    日本化学会講演予稿集 66th 147 1993年9月  
  • KUBO, I, A HOSHINO, N ASAKA, H KURATA, S ISODA, T KOBAYASHI
    JOURNAL OF ELECTRON MICROSCOPY 40(4) 273-273 1991年8月  
  • 久保埜 公二, 安積 典子, 磯田 正二, 多賀 徹, 小林 隆史
    日本結晶学会誌 33 153-153 1991年  
  • 久保 格, 星野 聡孝, 安積 典子, 倉田 博基, 磯田 正二, 小林 隆史
    春の分科会講演予稿集 1991 330-330 1991年  
  • Takashi Kobayashi, Noriko Asaka, Takashi Maeda, Noboru Kawase
    Proc. of the Int. Con. on the Sci. and Tech. of DefectControl in Semiconductors The Yokohama 21st CenturyForum 1623-1627 1990年  

書籍等出版物

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  • 渥美, 茂明, 尾関, 徹, 越桐, 國雄, 関, 隆晴, 西村, 年晴, 松村, 京子, 横井, 邦彦 (担当:分担執筆, 範囲:1.6.1 X線)
    丸善出版 2016年11月 (ISBN: 9784621300480)

所属学協会

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共同研究・競争的資金等の研究課題

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