本研究では,虚偽の陳述を行っているアメリカ人女性をモデルとしたVTRテープを用いて,日本人大学生に真偽の判断を求め,欺瞞場面と関連する非言語手掛かりの検出を行った。その結果,「視線を外らす」行動が欺瞞を手掛かりであることが検証され,さらに「微笑み」が他の非言語行動(眉の動き,まばたき,頭の動きなど)と連動した形で,欺瞞を示す手掛かりとして機能していることが見い出された。Nonverbal behaviors play an important role in many social sit...