研究者業績

松原 英輝

マツバラ ヒデキ  (Hideki Matsubara)

基本情報

所属
大阪教育大学 表現活動教育系 准教授
学位
博士(学術)(京都工芸繊維大学)
修士(教育学)(大阪教育大学)

研究者番号
00880519
J-GLOBAL ID
202001013880927990
researchmap会員ID
R000014509

論文

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  • 松原英輝
    京都工芸繊維大学 2023年3月  査読有り
  • Hideki Matsubara, Noriyuki Kida, Teruo Nomura
    Advances in Physical Education 12 271-282 2022年8月  査読有り筆頭著者
  • Hideki Matsubara, Teruo Nomura, Noriyuki Kida
    Advances in Physical Education 12 191-200 2022年5月  査読有り筆頭著者
  • 松原英輝, 入口豊, 吉田雅行, 吉田康成
    大阪教育大学紀要 第Ⅳ部門 57(2) 241-258 2009年2月  
    フランスは,地域スポーツクラブを中心としたスポーツ環境をもち,世界トップレベルにあるサッカーに関しては,世界のサッカー界の中でも先駆的に若年層の体系的・組織的育成に着手している国である。日本では,選手の更なる強化育成のために,日本型の一貫指導体制の構築に向けた議論,活動が行われている。そのモデルとなるのが,フランスなどヨーロッパ諸国に根付いているクラブ型のスポーツ環境である。日本サッカー協会は,長期的な一貫指導を目的としたフランス式の選手育成メソッドをモデルとして,2006年に福島県に日本初の中高一貫指導による育成センター,JFAアカデミーを開設し,今後は同様の育成センターを他地域にも展開していく計画である。本研究では,このフランスのサッカー選手育成の理念と実情を分析し,今後の日本のサッカー選手一貫指導体制改革に資する資料を得ることを目的とする。La France est un pays ayant une organisation sportive basée sur des clubs locaux comme les autres pays européens et un pionnier de la formation des futurs joueurs professionnels de football. Au Japon, l' organisation sportive repose sur l' école, ce qui pose le problème de la continuité de la formation des jeunes sportifs. Pour le résoudre, on cherche à construire un système à la Japonaise de formation par étapes, en se réféant au modèle européen. En 2006, la Japan Football Association(JFA) a créé le premier centre de formation assurant la continuité de la formation à long terme et se réféant à la méthode de formation française, avec pour objectif la formation des jeunes joueurs de 13 à 18 ans, futurs professionnels. La JFA ouvrira au fur et à mesure d' autres centres de formation. Cette étude a pour but de décrire les idées actuelles et les caractéristiques de la formation des jeunes joueurs en France pouvant servir de référence à la rénovation du syst me de la formation des jeunes joueurs au Japon.
  • 松原英輝, 入口豊, 中野尊志, 西田裕之, 中村泰介
    大阪教育大学紀要 第Ⅳ部門 2007年2月  
  • 松原英輝, 入口豊, 中野尊志, 西田裕之, 中村泰介
    大阪教育大学紀要 第Ⅳ部門 55(1) 51-70 2006年9月  
    競技スポーツにおいて,若年期から発育・発達を考慮した選手育成を行っていく必要性があることは世界の常識となっている。フランスは,1970年代始めにヨーロッパにおいてプロサッカー選手育成システムをいち早く導入し(モアン,2000),世界のサッカー界の中でも先駆的に若年層の体系的・組織的育成に着手している国である。また同時に,強豪国の中で唯一国立のサッカー学院を持つ国でもある。その成果が,1998年のワールドカップでのフランス代表チーム優勝へと結実したとも言われている。本研究は,このフランスの青少年期におけるサッカー選手育成システムに着目し,その長期的な視野に立った若年層の選手育成システムの理念と実情を分析し,今後の日本の青少年サッカー選手育成システム改革に資する資料を得ることを目的とする。特に,本稿ではフランスの若年層におけるサッカー選手育成システムの現状とその特徴について、(1)育成スタイル(2)育成年齢とその期間(3)システム化されたプログラム(4)育成のための特別な施設(5)中央と地方との結びつき(6)育成システム終了後のプロサッカー選手への到達率とその活躍の6つの視点から明らかにした。
  • 東明 有美, 入口 豊, 山科 花恵, 松原 英輝
    大阪教育大学紀要 第IV部門 : 教育科学 51(2) 433-451 2003年2月28日  
    type:Article 欧米諸国と同様に, 今後我が国においても, 女子スポーツの発展は21世紀のスポーツ界の焦点になってくると考えられるが, 本研究は, 近年, 国際的にも注目されつつある女子サッカーに着目し, 特に実力, 人気共に世界のトップレベルにあるアメリカ女子サッカー界と日本の動向を, 歴史的視点や社会的視点からの比較によって, 今後の我が国の女子サッカー, 女子スポーツのあり方を検討しようとするものである。本研究第1報「女子サッカーの日米比較研究(I) -アメリカ女子サッカーの歴史と現状について-」(本学紀要第IV部門, 第51巻1号, 2002年)に引き続き, 特に本稿では, 女性スポーツや女子サッカー関連の著書, 研究論文, 雑誌, 新聞記事, インターネットによる文献, 資料及び日本女子代表選手のインタビューをもとに, 日本女子サッカー界の歴史と現状について, 主に(1) 日本女子サッカーの歴史, (2) 日本女子サッカーリーグ(Lリーグ), (3) 日本女子代表チームの実情の3点から検討を加えた。第1報及び本稿による女子サッカーの日米比較研究を通して, 日本女子サッカーの今後の課題として (1) 日本女子スポーツ全体の地位向上, (2) 女子サッカーの環境整備, (3) 女子サッカー選手自身の意識改革が必要であることが明らかとなった。 This is the continued study from the previous report with the same title (I). The purposs of these studies are to examine a history, the present condition, and the future of Women's Soccer between Japan and the U.S.A.. Especially, the purpose of the present study is to examine a history and the present condition of women's soccer in Japan. The finding and discussions on the following topics are presented in this paper: 1. A history of women's soccer in Japan (1) Origin of women's soccer in Japan (2) Position of women's soccer in Japan (3) A history of women's soccer in Japan (4) The present condition of the number of registered women players of Japan Football Association 2. Japan women's soccer league (L league) (1) Origin of Japan women's soccer league (2) Purposes of the L league (3) A history and the present condition of the L league 3. A history of Japan women's national soccer team (1) Specific example of camp training of Japan women's national soccer team (2) Specific examples of the treatment of women's soccer players of the national team

MISC

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  • 石川 美久, 橋本 恒, 中井 悠人, 松原 英輝, 貴志 泉, 井上 功一
    大阪教育大学紀要. 人文社会科学・自然科学 72 67-76 2024年2月29日  査読有り
    type:Article 本研究では,「コロナ禍」での対面授業とオンライン授業を併用するハイブリッド形式によるスポーツ実技の授業において,生活習慣と生活機能の自己点検が可能な「METs」という運動強度を表す指標を用いて運動の実施とその記録提出の課題を与え,授業の学修成果について運動量に焦点を当てて検証し,対面授業の有無が運動量に与える影響を明らかにすることで,今後の体育授業を検討するための資料を得ることを目的とした.調査は教育学部に所属する大学1年生男女920人を対象とし,半期授業において運動量を用いて運動状況を検証した.本研究の結果をまとめると以下の通りである.・ 運動量は,対面授業の有無にかかわらず5クール目にかけて上昇して最大値となり,6クール目から下降して授業最終クールで最小値となった.・ 多くの期間でコロナ禍以前と同等,もしくはコロナ禍以前以上の身体的活動が実施されたことが明らかとなった. 以上のことから,コロナ禍における運動や健康への意識の高まりがあったことに加え,隔週での対面授業によるスポーツ実技が大学生の運動行動を促進し,運動量は対面授業がない週においても減少せず,5クール目までの増加に影響を与えたと考えられた.6クール目以降に減少傾向を示した要因としては,他者とともに授業に参加する回数が減り,運動への意識が低下したことが影響した可能性が考えられた.したがって,「コロナ禍」における学生の運動行動の促進や身体活動量の増加に効果を得るためには,一定回数以上の定期的な対面での運動機会が必要であることが示唆された. The purpose of this study was to examine the learning outcomes of classes with a focus on the amount of physical activity, using an indicator of exercise intensity called "METs" that enables self-assessment of lifestyle habits and life functions, in a practical sports class in a hybrid format that combines face-to-face and online in the "Novel Coronavirus", clarify the impact of face-to-face classes on the amount of physical activity, and obtain data for examining physical education classes in the future. The survey covered 920 male and female among the freshman-year university students belonging to the Faculty of Education, and verified their physical activity status by making use of an index of exercise intensity called (METs/hour) in one semester. The following results were observed: - The amount of exercise increased to the maximum value in the 5th course, regardless of the presence or absence of face-to-face contact, and decreased from the 6th course to reach the minimum in the last course. - The amount of physical activity was equal to or greater than before the COVID-19 pandemic in many periods. From the above, it was considered that face-to-face physical education practice every other week promoted the exercise behavior of university students, and that the amount of exercise did not decrease even in weeks without face-to-face classes, and had an effect on the increase up to the fifth course. The decrease in the amount of exercise after the 6th course was thought to be due to the decrease in the number of times the student participated in classes with other students and the decrease in awareness of exercise. Therefore, these results suggest that more than a certain number of regular face-to-face exercise opportunities are necessary in order to promote student exercise behavior and increase the amount of physical activity during the "corona disaster".

社会貢献活動

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その他

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  • 2020年7月
    スポーツ指導者海外研修事業報告書・研修員報告, スポーツ指導者海外研修事業 令和元年度帰国者報告書, 公益財団法人日本オリンピック委員会編 pp.71-91
  • 2013年11月 - 2013年11月
    JFAアカデミー - 熊本宇城 U-14〜ゴールへ向かうプレーの質の向上に向けた取り組み -, 公益財団法人日本サッカー協会技術委員会監, テクニカルニュース Vol.58,pp.33-34
  • 2011年9月 - 2011年9月
    JFAアカデミー - 福島男子 5期生(U-14)これまでの取り組みと今後の課題について -, 財団法人日本サッカー協会技術委員会監, テクニカルニュース Vol.45,p.32
  • 2010年7月 - 2010年7月
    JFAアカデミー - 福島男子 5期生入校から2ヶ月を経過して -, 財団法人日本サッカー協会技術委員会監, テクニカルニュース Vol.38,pp.30-31
  • 2007年 - 2007年
    INF(フランス国立フットボール学院)におけるU-15年代のトレーニング(全8回), サッカークリニック,ベースボール・マガジン社, 2007年9月-2008年4月