Osaka Kyoiku University Researcher Information
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研究者業績
基本情報
- 所属
- 大阪教育大学 副学長・総合教育系 教授
- 学位
- 博士(心理学)(筑波大学)
- 連絡先
- hmizunocc.osaka-kyoiku.ac.jp
- 研究者番号
- 80282937
- J-GLOBAL ID
- 200901082146072296
- researchmap会員ID
- 5000009947
研究キーワード
5研究分野
1経歴
4-
2007年4月
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2003年10月 - 2007年3月
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2002年4月 - 2003年9月
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1996年4月 - 2002年3月
委員歴
19-
2024年6月 - 現在
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2024年4月 - 現在
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2023年6月 - 現在
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2022年12月 - 現在
-
2021年1月 - 現在
受賞
2-
2002年
論文
83-
Japanese Psychological Research 2023年12月31日 査読有り最終著者
MISC
33-
教育心理学年報 = The annual report of educational psychology in Japan / 日本教育心理学会教育心理学年報編集委員会 編 62 253-263 2022年
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日本心理学会大会発表論文集 85 SS-011-SS-011 2021年学業的援助要請と心理的援助要請は,援助要請研究の二大潮流として,それぞれ独自の発展を遂げてきた。教育心理学などを基盤とする学業的援助要請は,学習方略としての有効性などの観点を中心として論じられてきた。一方,心理的援助要請は臨床心理学などを基盤として,援助要請の促進・普及こそ援助要請研究のミッションという論調に基づいて展開されてきた。それらの価値観を各領域で暗黙の前提とすることは,同じ目標を共有する領域内での議論活性化には効果的であろう。しかし,それはときに,所与の価値観への懐疑を困難にし,そこにある潜在的副作用や,常識に囚われない新たな観点などの看過にも繋がりかねない。このことは,多様な価値観の相克による混迷に陥りがちなコロナ禍における援助要請の諸相からも垣間見られよう。そこで本企画では,学業的援助要請と心理的援助要請それぞれの最先端のレビューに基づいて,各領域の援助要請研究における共通点と相違点,それらの背景にある各領域の暗黙の価値観,その副作用や限界についての議論を通じて,各領域が有する暗黙の前提に囚われない,新たな援助要請研究の展開可能性について模索する。
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日本心理学会大会発表論文集 85 SS-019-SS-019 2021年人に助けを求めたり相談したりする心理を扱う援助要請研究では,近年,介入研究が増加し,「援助要請に焦点を当てたカウンセリング」(本田・水野,2017)と呼ばれている。特に多いのは過少性(ニーズがあっても援助を求めない)の改善をめざしたメンタルヘルスリテラシーとスティグマへの介入である。また昨今の新型コロナウイルス感染症の影響により,ニーズが一層高まっていると思われるオンラインの援助資源に対する援助要請の心理を解明することも重要な課題である。さらに,援助要請への介入において個人の内的要因を過大視することで,援助要請を自己責任にする危険性が指摘されている(橋本,2020)。つまり,個人への介入のみにとどまらない,コミュニティへの介入の在り方を模索する必要性に迫られている。そこで本シンポジウムでは,援助要請への介入研究の現状と課題を展望し,メンタルヘルスリテラシー,スティグマ,オンラインの援助資源と援助要請に関する研究を発表する。それらの話題提供を実践につなげる視点として,コミュニティ心理学の立場から指定討論を行い,介入対象者の自己責任に帰さない援助要請への介入の方途を探究する。
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日本心理学会大会発表論文集 84 SS-024-SS-024 2020年9月8日援助要請に焦点を当てたカウンセリング(本田・水野,2017)では援助要請研究の中心テーマを「過少性」(ニーズがあっても援助を求めないこと),「過剰性」(自己解決可能でも他者に援助を求めること),「非機能性」(援助要請の結果が本人にとって否定的であること),の3つに整理している。本シンポジウムでは過少性について議論する。援助要請の過少性は研究が多く様々な介入研究も実施されているが,「実社会において,ニーズのある人に本当に支援が届いているのか」という大きな課題がある。本シンポジウムでは援助要請研究の知見を活かした実社会の支援システムについて発表を行う。それらの研究及び実践発表を通して,「ニーズのある人が援助要請しやすくなる」実践の方向性や,実践を研究するための課題などを議論する。
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モラロジー研究 : 倫理道徳研究フォーラム = Studies in moralogy : the forum for ethical and moral studies / モラロジー道徳教育財団, 道徳科学研究所 編 (83) 21-42 2019年8月
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INTERNATIONAL JOURNAL OF PSYCHOLOGY 51 1174-1174 2016年7月
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児童心理 63(15) 138-142 2009年10月
書籍等出版物
32-
金子書房 2024年9月 (ISBN: 9784760826964)
講演・口頭発表等
11担当経験のある科目(授業)
12-
2024年9月 - 現在臨床的研究法入門Ⅰ (大阪教育大学)
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2022年2月 - 現在子どもの発達の理解と支援 (奈良教育大学)
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2021年4月 - 現在教育相談の理論と方法 (大阪教育大学)
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2020年9月 - 現在公認心理師と教師の協働的援助 (大阪教育大学)
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2020年4月 - 現在子どもの貧困及び児童虐待の理解と教育実践 (大阪教育大学)
Works(作品等)
2共同研究・競争的資金等の研究課題
18-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2020年4月 - 2024年3月
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日本学術振興会 科学研究費補助金 2017年4月 - 2019年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2015年4月 - 2018年3月
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米国大使館からの助成(大阪教育大学 兵庫県立大学)戸田有一・竹内和雄・阿部海渡・水野治久 2017年1月 - 2018年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2014年4月 - 2017年3月