Osaka Kyoiku University Researcher Information
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研究者業績
基本情報
- 所属
- 大阪教育大学 健康安全教育系 教授
- 学位
- 修士(心理学)(名古屋大学)博士(心理学)(名古屋大学)
- J-GLOBAL ID
- 200901057356078411
- researchmap会員ID
- 6000010908
研究分野
2経歴
6-
2023年4月 - 現在
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2017年4月 - 2023年3月
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2013年4月 - 2017年3月
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2008年4月 - 2013年3月
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2007年4月 - 2008年3月
委員歴
5-
2022年4月 - 現在
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2021年 - 現在
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2014年 - 現在
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2015年 - 2015年
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2014年 - 2014年
受賞
1-
2018年8月
主要な論文
27-
Japanese Psychological Research (in press) 2024年 査読有り筆頭著者
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教育心理学研究 67(1) 54-67 2019年 査読有り筆頭著者<p> 本研究は,小学校低学年を対象に危険予測と対処行動を学ぶ防災教育を実施した。2つの小学校の2年生281名がマルチメディア教材を用いた授業に参加し,身近な生活場面(下校中,寝ている時等)で地震が発生する際の危険と身の守り方を具体的に考えるための学習を行った。また,保護者と一緒に通学路と寝室の危険を考える課題に取り組んだ。発達段階を考慮し,評価は数値による主観的な評定と自由記述に対して行った。その結果,概して学習効果が確認された。危険だけでなく行動の仕方を具体的に学ぶこと,保護者と連携した学習を行うことの重要性が示された。</p>
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応用心理学研究 = Japanese journal of applied psychology 43(1) 33-44 2017年7月 査読有り筆頭著者
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社会心理学研究 31(3) 200-209 2016年 査読有り筆頭著者This study examined the relationship between speed and accuracy in police calls for service, verbal behavior (listener, communicator), and communication structure (adjacency pairs, turn-taking). Forty participants were randomly assigned to either the role of reporter or police officer, and asked to communicate based on a scenario of snatching by using the mobile phone. The results showed that verbal behavior were positively correlated with accuracy and negatively correlated with speed. Communication structure were positively correlated with accuracy and not correlated with speed. However, adjacency pairs were positively related with speed accuracy. The way of intervention to facilitate forming adjacency pairs was discussed.
MISC
50-
SPSP Annual Convention 2022 2022年 査読有り
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日本心理学会大会発表論文集 85 SS-003-SS-003 2021年ポジティブ心理学では,教育・職場環境や社会制度の変容を通して地域社会のウェルビーイングを高めるためことが目標となっていた。その目標を達成するために,ポジティブ心理学的介入(Positive Psychological Interventions;PPIs)という多様な介入方法が開発されてきた。多様性と文化差を重視するThird Wave Positive Psychologyが提唱されたことを受け,本シンポジウムでも本邦で実施されたPPIs研究を紹介する。阿部望先生には,学校現場での予防的介入という観点から,精神症状の低減とwell-beingの向上を目指した強み介入の有効性についてお話いただく。秋山美紀先生には,看護職者のバーンアウトの予防を目的にPPIsとセルフ・コンパッションを取りいれた介入とその効果についてご発表いただく。豊沢純子先生には,自助および共助の観点から前向きに防災に取り組むことを目標とした「防災強みカルタ」介入についてご紹介いただく。指定討論には島井哲志先生を迎え,PPIsの魅力と今後の発展可能性について議論を深める。
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The 17th Annual Meeting of the Society for Personality and Social Psychology 2017年
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日本教育心理学会第58回大会発表論文集 (7) 49-59 2016年研究ノートThis study developed the disaster education digital material for elementary schoolchildren, and examined the teaching effectiveness of this material. Eighty-five schoolchildren attended the class using this material twice, and did homework with their parents. Before and after the class, they answered the questionnaire to measure their learning effect (attitude toward subjective behavior, motivation toward disaster prevention action in cooperation with parents: both 3 items) and their evaluation of the class (3 items).The results generally indicated that their attitude of subjective behavior, and their motivation toward disaster prevention action was higher after the education, and their evaluation of class were high. These results generally showed the effectiveness of this material. In future studies, generalizability of these results should be examined.
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学校危機とメンタルケア 3 12-20 2011年本研究は、解釈レベル理論(Trope&L iberman,2 003,20 10)の視点から、災害に関するイメージの具体性が防災行動意図に影響する可能性について検討した。研究1では、イメージの具体性は社会的距離によって操作された。99名の大学生に、身近な、もしくは見知らぬ他者の被害状況をイメージしてもらい、今後の防災対策意図と、イメージの主観的な具体性について回答してもらった。研究2では、イメージの具体性は時間的距離によって操作された。80名の大学生を対象に、自分自身が被災する状況をイメージしてもらった後、明日、もしくは半年後に自分自身が対策をする状況をイメージしてもらった。そして、今後の防災対策意図と、イメージの主観的な具体性について回答してもらった。その結果、いずれの研究においても、災害イメージを具体的にする操作自体は、防災行動意図や、主観的なイメージの具体性には影響していなかったが、主観的なイメージの具体性は、防災行動意図に影響していた。以上の結果は、災害イメージ力の個人差が防災行動意図に影響していた可能性を示唆する。考察では、今後の研究においてイメージの具体性の操作法を精轍化していくことや、教育的介入の視点から、イメージ力を高めていく方法について考えていくことの重要性について議論した。
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学校危機とメンタルケア 1 11-18 2009年本稿は2008年9月にドイツ連邦共和国の首都ベルリンの小学校を訪問し、学校安全の現状を視察した際のインタビュー内容をまとめた報告書である。訪問先の地区では、外国人の青少年が学校に侵入して暴力事件を起こすという問題が多発しており、学校では、校門に警備員を配置するという緊急対策を行うとともに、長期的な対策として、外国人児童の社会適応を促すためのプログラムを実施していた。訪問時は、警備員を導入して半年経過した時点であったが、事件の発生件数が減り、児童の安心感が増すなどの効果が現れているとのことであった。本稿の最終章では、社会心理学的な観点から、暴力事件の背景となっている心理要因と解決の方法について議論した。This report was written based on the interview when we visited an elementary school in Berlin and inspected the current state of school safety. In the district we visited, the problem of foreigner's youth's invading school and causing the violence happened frequently. To solve the problem, the school arranged the guard in the school gate, and executed the program to adjust foreigner pupils to German society. We heard that the number of invasion was decreased, and the pupil's sense of security was increased 6 months after they arranged the guard. The final chapter of this report discussed about the psychological factors behind the violence and the method of solving the problem from a social psychology viewpoint.
書籍等出版物
4講演・口頭発表等
24共同研究・競争的資金等の研究課題
10-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2026年3月
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独立行政法人日本学術振興会: 基盤研究(C) 2019年4月 - 2022年3月
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独立行政法人日本学術振興会 基盤研究(C) 2015年4月 - 2018年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2012年4月 - 2016年3月
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独立行政法人日本学術振興会 社会技術開発センター統合実装プロジェクト 2013年4月 - 2016年3月