研究者業績

柳本 朋子

ヤナギモト トモコ  (Tomoko Yanagimoto)

基本情報

所属
大阪教育大学 理数情報教育系 教授
学位
教育学修士(大阪教育大学)
博士(理学)(大阪市立大学)

J-GLOBAL ID
200901078811590328
researchmap会員ID
5000026000

経歴

 7

主要な論文

 31
  • 柳本朋子, 東尾晃世, 小山真佳, 樹下堅, 阪下萌恵
    数学教育研究 50 1-17 2021年  査読有り
  • 小山真佳, 宮崎萌恵, 樹下 堅, 東尾晃世, 柳本朋子
    数学教育研究 (48) 1-7 2019年  査読有り
  • Shinno, Y, Yanagimoto, T
    Proceedings of ICMI Study 25 Conference: Teachers of mathematics working and learning in collaborative groups, H. Broke & D. Kotari (Eds.) 2019年  査読有り
  • T.Yanagimoto
    Journal of Knot Theory and Its Ramifications 24 1550047(24 pages) 2015年  査読有り
  • Y.Shinno, T.Yanagimoto, K.Uno
    Proceedings of the 12th International Congress on Mathematical Education 4714-4727 2012年7月  査読有り
  • T.Yanagimoto, K.Iwase, M.Inoue, Y.Hayano
    Proceeding of the 12th International Congress on Mathematical Education (ICME-12) 6477-6484 2012年  査読有り
  • 柳本朋子, 早野優一
    数学教育研究、大阪教育大学数学教室 41(41) 13-22 2012年  
  • T.Yanagimoto
    Institute of Mathematics and its Applications,Oxford Journals 24(1) 1-13 2005年  査読有り
  • T.Yanagimoto
    Journal of the Korea Society of Mathematical Education Series D:Research in Mathematical Education 9(3) 233-241 2005年  査読有り
  • 柳本 朋子, 中本 敦浩, 福山 志穂
    大阪教育大学紀要 5 教科教育 51(1) 89-99 2002年9月  
    現在の数学教育は, 新学習指導要領による内容の削減, 数学嫌いなどのほか, 学校数学を取り巻くさまざまの観点から, その方向性の検討を迫られているといえる。これからの社会を生きていく子どもにとってどのような数学の力が必要になるのか, まさに教育内容の抜本的な再編成を検討する必要がある。筆者らは, これからの数学教育の内容として, 形骸化した基礎・基本とそれにのった解法を習得するより, むしろ, 与えられた数学的対象から自分の力で数学的性質や構造を感知・抽出し, 個々の問題を論理的に解決する力が必要であると考える。そのための教材として, グラフ理論の導入を検討している。ここでは, 小学生を対象とした教材化・教育実践の試みをとおしてその可能性を考察する。
  • 柳本朋子, 中本敦浩, 桝田尚之
    大阪教育大学紀要 第Ⅴ部門 50(2) 201-212 2002年  
    現在の数学教育は, 新学習指導要領による内容の削減, 数学嫌いなどのほか, 学校数学を取り巻くさまざまの観点から検討を迫られているといえる。これからの社会を生きていく子どもにとってどのような数学の力が必要になるのか, まさに教育内容の抜本的な再編成を検討する必要がある。本稿では, グラフ理論の教育についてその教育的意義を考察し, さらに, 中学生を対象とした教材化・教育実践を行った。これについて考察する。Problems in our society have become more wide and complex and related deeply to many elements by the development of science and technology. But students always solve problems with simple and limited. Mathematics education has to contribute to the education of problem solveng in our real society. In this paper, we suggest to teach Graph theory and report the experimental teaching. Through this work, it will be possible that education of Graph theory helps to grow the students ability of understanding the structure of given mathematical objects and thinking logically and flexibly.
  • 柳本朋子
    大阪教育大学紀要 第Ⅴ部門 47(2) 223-233 1999年  
    数学教育におけるファジイモデリングの教育の意義を考察し,高校生を対象としてファジイモデリングの教材化・教育実験を行った。そこでは,つぎのような観点から生徒の認識を探った。(1) 生徒は,あいまいさを含むものについて,どのように認識しているか。 (2) 生徒はファジイの概念を使ってどのようにモデル化するか。その過程で,どのような点に難しさを感じ,どのような点で学習のおもしろさや楽しさを感じるか。 (3) 数学の学習としてとらえたとき,今までの数学の学習とどのような点で意識の違いがあるか。その結果,従来の数学の学習よりも,自分で考え,つくり,解決していくという充実感を生徒にもたせることができるということがわかった。School mathematics is now being prompted from its own circumstances for its dramatic innovations. While Japanese students dislike mathematics, mathematics has come to be increasingly put into practical use in various fields in society. The purpose of this study is to consider the significance of teaching fuzzy modeling, as one of examples of teaching modeling, in mathematics education through the experimental work. As the results, it was found that students could catch the idea of fuzzy naturally and could express models smoothly. Furthermore, they became aware of the pleasure of creating models freely, which had not been seen in traditional mathematics learning.
  • Proceedings of the International Joint Conference of the Fourth IEEE International Conference of Fuzzy Systems and the Second International Fuzzy Engineering Symposium Ⅱ 813-818 1995年  査読有り最終著者
  • 柳本朋子
    大阪教育大学紀要 第Ⅴ部門 40(2) 283-292 1992年  

MISC

 54
  • 宇野 勝博, 柳本 朋子, 真野 祐輔
    年会論文集 35 373-374 2011年8月23日  
  • 宇野 勝博, 柳本 朋子, 真野 祐輔
    年会論文集 34 433-434 2010年9月10日  
  • 柳本 朋子, 宮崎 萌恵, 山本 賢, 金田 良平, 小山 真佳
    大阪教育大学紀要 第5部門 教科教育 58(1) 17-28 2009年9月  
    結び目の数学は1980年代に入って様々な分野の最先端研究と関連して急速に発展してきた学問である。また一方で,結び目は私たちの日常生活において身近なものである。ここでは,この「結び目の数学」の教育的意義を考察することを目的とし,小学生の空間図形に対する認識を調査した。その結果,三葉結び目は中学年の段階からほぼ正しくかけるようになり,立方体に比べるとより早い時期からほぼ正しくかけることがわかった。また,立方体の図表現とその図形の認識についての関係を調べたところ,正しく表現している子どもの方が,見えていない面の数や辺の数などを正しく認識している場合が多いことがわかった。このことから,交点数の少ない結び目を扱えば,子どもが自分で図をかきながら,空間図形の動的な扱い(回転移動・対称移動など)を考察したりすることが中学年の段階から可能であり有効ではないかという結論を見いだしたThis report outlines the importance of teaching knot theory to students from elementary school. The investigation of the pupils' representation and cognition of the spatial figures was carried out. It is found that the pupils in the middle grade of elementary school are easier to represent the trefoil knot than the cube. It is also found that pupils who represent the cube well can recognize the cube well. We think that when pupils learn spatial figure, it is effective to use the one which can be represented easier will be more effective. Therefore it is found the possibility of learning spatial figure with using knot as a teaching material in the middle grade of elementary school.
  • 馬場卓也, 植田敦三, 長崎栄三, 柳本朋子, 二宮裕之
    数学教育研究,全国数学教育学会誌 2 251-251 2006年  
  • 柳本朋子, 林田諭子
    大阪教育大学紀要 第Ⅴ部門 52(1) 29-38 2003年  

講演・口頭発表等

 26

共同研究・競争的資金等の研究課題

 5